感情の赴くまま

ラノベの感想メインで後は漫画やらゲームやら書きたいと思ったことを書いていくブログ

西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~

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まずこの作品のあらすじを見て思ったことが、「ちゃんとイケメンじゃない主人公のラブコメを望む人たちへ……」と書かれており中身を読んで驚いた。

 

たいていの作品は主人公が取り留めのない普通の顔とかぬかしておいてイラストはちゃんとイケメンになっているがこの作品の主人公西野五郷は文字通りフツメンを体現した微妙な顔をしている。

 

この時点でこの作品は普通のラブコメ、イケメンと美少女がキャッキャウフフと騒ぎ立てる従来のものとは違うものになっている。

 

だからこそハマる人にはハマるし、従来通りの頭の先から足の先まで理想を求める人には合わない異色の作品になっていることが分かった。

 

そしてこの作品なぜか妙にリアルな質感を求めている節がある。

西野がエージェントとしての仕事を終えた後の描写が「異なる点があるとすれば、それは左手に握られた人間の生首。髪の毛を掴んで、何気ない調子でぶら下げている。切断面は何故か凍り付いており、血液が垂れることもなく綺麗なものだ」とあった。

 

いまだかつて主人公が生首かかえて帰還なんてラノベがあっただろうか。いままで見た中で倒すとか消すといった描写があるのは見たことがあるが衝撃を受けたということは初めて見る描写だったからだ。

 

またこの作品いい意味で汚い

 

タイトルに学内カースト最下位とあるように学校がメインになっているがでてくる高校生がこれまた面白い。イケメンを獲得しようとする女子のドロドロの思考や女子に話しかけた西野に対してのイジメが糞まみれになった机に変えられているというようになかなかハードで極限まで学校内でできる汚い事柄を見せてくれるので面白い。

人間きれいなものばかりをみるのもいいが時には毒を見たくなる。

そういった毒をこの作品は与えてくれるので非常に面白い。

 

またそういったイジメに対しての西野の切り返しも秀逸なので見どころの一つだ。

 

最大の特徴というものが主人公の報われなさにある。

 

大抵の作品は女の子を主人公が救うと惚れるか仲良くなるかといった前向きな変化が訪れるが西野の場合は後退している。

 

ヤクザから気になっている女の子を救うシーンがあったが後日校内では西野はヤクザと関係があるやばいやつだとか、しまいには助けた女の子から今後近寄るなと言われる始末。

 

あまりに予想外の展開にやるせなさを感じると同時に圧倒的な力を持つフツメンの主人公の不憫さに面白みを感じた。

 

人間うまくいってるサクセスストーリーを見るのも楽しいが、たまには人の不幸を見るのもいいんじゃないかと思わせてくれる。

 

人の不幸は蜜の味といわれているが西野の作品にはこの言葉が合ってるように感じた。

 

「またのんき▼」が挿絵を描いてるということで表紙買いしたが非常に面白く続きが気になるいい作品だった。

 

西野の台詞から
セックスしたくないと言えば嘘になるが、それ以上に求めているのは、今この瞬間、十代を過ごす異性との青春だ。それはとても掛け替えのないものだ




 


初めまして

主にラノベの感想を書いていきたいと思います。

主な目的として概要を加えることで最新刊を読んだ時に前巻の内容をすぐに思い出せるようなものにできたらと思ってます。


ほかには漫画やゲーム、気になった事柄についても書くかもしれません。


思ったことや感じたことをそのまま感情をぶつけるように書くかもしれません。個人の感想として受け取ってもらえれば幸いです。
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